Vitalikの32万ETH・Satoshiの100万BTC、創設者からの仮想通貨の自立について

イーサリアムの創設者であるVitalik Buterinが、自己のウォレットにある32万ETH以上のほとんどを他のウォレットに移動した。

というニュースがForbesに載りました。

5/12のことです。

オリジナルの記事はこちら

日本語版の記事はこちらです。

どういう理由でETHを移動したのかはわかりませんが、彼が自分のETHを売る気があるとすればそれは大きなインパクトのある話です。

今日はこの点について考えてみます。

イーサリアムの創設者Vitalik Buterinとは?

Vitalik Buterinは1994年生まれのロシア系カナダ人、イーサリアムの創設者です。

構想期の2013年頃からイーサリアムのプロジェクトを主導し、今現在でも大きな影響力を持っています。

今や伝説となったSatoshi Nakamotoを除けば、仮想通貨業界ではNo.1のビッグネームですね。

彼はイーサリアムの自分のアドレスを公開しており、そこに32万ETH以上が蓄積されていることが分かっていました。

そのアドレスにあるETHのほとんどが別のアドレスに移されたというのが今回のニュースです。

Forbesの記事の中では、

彼がイーサを売却しようとしているとは思わない。ただし、最近の価格上昇を考えると、彼が一部を売却したいと考える可能性はある。

としています。

この件についてのVitalikからのコメントも出ていませんので、彼の意図はわかりません。

しかし、32万ETHはETHの総流通数の0.27%、昨今のETH高騰で13億ドルにもおよぶ大きな金額ですから、これが市場に出るとなると大きなインパクトを持ちますよね。

Satoshi Nakamotoは100万BTCを保有中

実はビットコインの創設者であるSatoshi Nakamotoも多額のBTCを保有しています。

その額は100万BTCと言われており、総流通量18.7百万BTCの5%以上と巨額です。

このアドレスは長らく動いておらず、Satishiの身元も定かではないため、彼のBTCは半ばバーンされたように認識されています。

ですが、これが動き始めるとBTCの価格が大きく変動することは必至。

Satoshiがこのままおとなしくしていてくれることを多くのBTC保有者が望んでいるでしょう。

ETHが売られるより怖いのはVitalikがイーサリアムに飽きてしまうこと

Vitalik所有のETHの行方は気になりますが、もっと怖いのは彼がイーサリアムに興味を失ってしまうことです。

イーサリアムのコミュニティは成長しましたがまだまだ過渡期、Vitalikの存在は依然として大きい。

ある日VitalikがSatoshiのように、「私は他のことにうつっている」とか言い残して別のプロジェクトへと去るようなことがあると、それはイーサリアムにとって悪夢になるでしょう。

ですがVitalikはまだ26歳の才能豊かな若者です。

イーサリアム2.0が立ち上がり、PoS移行の道筋もついて一息ついた今、他のことに興味が移ってもおかしくありません。

この点では、Satoshiからすでに自立しているビットコインとは状況が大きく異なりますね。

まとめ

すべてのプロジェクトは、その初期には創設者の強い影響下にあります。

しかし、いつまでもそのままというわけには行きません。

イーサリアムが社会的なインフラとして定着するためには、いずれVitalikから自立する必要があります。

でも、いきなり「さよなら」は勘弁してほしい。

NFT等でぐっとプレゼンスを増してきた今日この頃のイーサリアム、せめて私が利確定するまで待っていてほしい…

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イーサリアムに関する記事はこちらです。

以下の記事でのJustin Sunとのやり取りで、Vitalikがなかなかの辛口キャラであることが分かります。