国内の取引所で取引可能な主要アルトコイン ビットコインの兄弟たち3種(LTC, BCH, MONA)を解説

仮想通貨の取引をこれから始める方
あるいは、とりあえずビットコインは買ってみたけど…、という方

仮想通貨の種類はいくつぐらいあるかご存知でしょうか?

多くの通貨のチャート情報を配信しているCoinMarketCapには、2019年2月23日現在で、2,086種の通貨が載っています。
もちろん、現在活動しているのかどうか怪しいものもたくさん含んだうえの数字ですが、それにしても結構な数。

この中から、買うべき通貨をどうやって選択します?
リスク分散のために、どうポートフォリオを組むべきでしょうか?

そんなあなたのために、国内の仮想通貨取引所で取引されている主なアルトコインをリストアップ。
今日は、その中でも、ビットコインと関係が深く、兄弟とも言うべきアルトコイン3種について、掘り下げます。

国内仮想通貨取引所の取り扱い通貨比較表

まずは、国内の仮想通貨取引所で取り扱われている通貨の比較表です。

仮想通貨
取引所
B
T
C
E
T
H
X
R
P
L
T
C
B
C
H
E
T
C
X
E
M
L
S
K
M
O
N
A
その他
取り扱い通貨
bitFlyer
coincheck FCT
Liquid by Quoine QASH
bitbank
BITPoint
GMOコイン
DMMビットコイン
Huobi Japan
Zaif 左記以外に、zaifコインを含む、複数のトークンを取引可能

上記の表を見ると、国内の仮想通貨取引所で主に取引されているアルトコインは

  • イーサリアム  ETH
  • リップル  XRP
  • ライトコイン  LTC
  • ビットコインキャッシュ  BCH
  • イーサリアムクラッシック  ETC
  • ネム  XEM
  • リスク  LSK
  • モナコイン  MONA

の8種であることが分かります。

このうち、特に以下の3種は、ビットコインから派生し、ビットコインのように通貨として、価値の蓄積や決済に使用されるためのものです。

  • ライトコイン  LTC
  • ビットコインキャッシュ  BCH
  • モナコイン  MONA

これらの通貨は、ビットコインの系譜に連なる、言わば兄弟たちと呼べる存在です。

兄弟であり、似ているがゆえに、それぞれがビットコインに対して自己をどう位置付けるかで特色を出そうとしています。
そのあたりも込みで、特徴を説明していきましょう。

ライトコイン LTC

Litecoinのロゴ

Litecoinのロゴ  litecoin.org参照

The Silver to Bitcoin’s Gold  ビットコインの金に対する銀

と評されるLitecoin。

GoogleのエンジニアであったCharlie Leeさんが2011年に、ビットコインのコードをベースに立ち上げた通貨です。
ビットコインになり替わろうというのではなく、より実用的なライトな存在として、ビットコインと共存する道を選んでいます。

2019年2月時点でのライトコインの基本情報

名称 ライトコイン 通貨単位 LTC
時価総額 約3,300億円 時価総額ランク 5位
発行上限 8,400万LTC 発行済枚数 約6,060LTC
公式サイト https://litecoin.org 公開 2011年
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work
ライトコインを扱う取引所 bitFlyer, coincheck, bitbank, BITPoint, GMOコイン, DMMビットコイン, Huobi Japan

ビットコインの金に対する銀

ライトコインは、ビットコインの位置づけを奪い、取って代わろうという意図で作られた通貨ではありません。
ビットコインを踏襲しながら、トランザクションを軽く、そして早くして、より実用的に使えるよう改良したものです。

ビットコインがブロックの生成に10分かかるところを、ライトコインは2.5分。
トランザクションのスループットは4倍となり、より高速で手数料の安いネットワークとなっています。
ビットコインの処理が重く、普段使いに向かないところをうまく補い、ビットコインと補完し合いながら共存することを狙っています。

新技術の取り込みにも積極的

ライトコインは、新たなアイデアを試すことにも積極的。
最近のニュースでは、ここのところ話題の匿名化技術であるMimblewimbleの導入に向けて、BEAM社と連携することを発表しています。

コミュニティの規模が大きく、素早い意思決定が困難になっているビットコインに比較して、コミュニティが小規模である点をうまく生かした機動力が、売りの一つでもあります。

ビットコインキャッシュ BCH

ビットコインキャッシュのロゴ

ビットコインキャッシュのロゴ  www.bitcoincash.orgより参照

ビットコインキャッシュは、2017年8月1日に、ビットコインから分裂(=ハードフォーク)してできた通貨です。
ビットコインよりもビットコインらしい通貨を目指し、ビットコインを乗り越えて先に進むことを志向しています。

※ビットコインキャッシュについては、以下でもまとめています。

ビットコインキャッシュ BTCの派生通貨は本家を超えられるか?【アルトコイン 次に何買う?(2)】

2019年2月時点でのビットコインキャッシュの基本情報

名称 ビットコインキャッシュ 通貨単位 BCH
時価総額 約2,800億円 時価総額ランク 6位
発行上限 2,100万BCH 発行済枚数 約1,760BCH
公式サイト https://www.bitcoincash.org/ 公開日 2017年8月1日
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work
ビットコインキャッシュを扱う取引所 bitFlyer, coincheck, Liquid by Quoine, bitbank, BITPoint, GMOコイン, DMMビットコイン, Huobi Japan, Zaif

なぜビットコインから分裂した

ハードフォークをすることになった原因は、ビットコインの取引処理能力の限界でした。

ビットコインでは、1秒間に数取引しか処理できません。
原因は、ブロックチェーン中のブロックサイズの上限が1MBであること。
これに対して、ビットコインキャッシュは、ブロックサイズを8MBに拡大して、処理能力を向上しようとしたのです。

こういった経緯ですので、基本的にはビットコインとビットコインキャッシュはよく似ています。

用途は、通貨として価値の蓄積や決済のため
通貨の発行上限は、ともに2100万枚。
コンセンサスアルゴリズムは、同じProof of Work。
マイニングに使用するハッシュも同じSHA256。
マイニング報酬の半減期も同じです。

ハードフォークの荒波にも生き残るしぶとさ

2017年度はビットコインのハードフォークが目白押しだった年でもあります。
仮想通貨がバブルに向かって一直線のころですから、動きが激しかった…

8月1日のビットコインキャッシュの後に続いて、

  1. 11月13日 ビットコインゴールド
  2. 11月24日 ビットコインダイヤモンド
  3. 12月12日 スーパービットコイン

と、立て続けにハードフォークでビットコインの名を持つ新しい通貨が立ち上がりました。
しかし、ビットコインキャッシュ以外は大きく振るわず、国内ではほとんど取引されていません。

また、ビットコインキャッシュそのものも、2018年の11月にBitcoin ABCとBitcoin SVに分裂しています。
現在のビットコインキャッシュは、Bitcoin ABC。
Bitcoin SVは、国内ではほとんど取引されていません。

※ビットコインキャッシュの分裂については、以下でまとめています。

ビットコインキャッシュハードフォーク BTCABC vs BTCSVその後どうなった? そして私のBCHは… ビットコインキャッシュハードフォークの影響 Proof of Workの危機? ビットコインキャッシュハードフォークの影響 SBIがBCHの大口ホルダーに?

波乱万丈の荒波にもまれながらも、市場で一定のポジションを勝ち取っているビットコインキャッシュ。
このしぶとさが一番の魅力かもしれません。

モナコイン MONA

モナコインのロゴ

モナコインのロゴ  monacoin.orgより参照

モナコインは、「2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)」発生のアスキーアート「モナー」をモチーフにした日本国産通貨です。
海外での知名度はあまりなく、時価総額も小さい。
でも、日本国内には熱いコミュニティが存在し、それによって支えられている通貨です。

2019年2月時点でのモナコインの基本情報

名称 モナコイン 通貨単位 MONA
時価総額 約39億円 時価総額ランク 101位
発行上限 1億512万MONA 発行済枚数 約6,600万MONA
公式サイト https://monacoin.org 公開日 2013年12月
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work
ビットコインキャッシュを扱う取引所 bitFlyer, bitbank, Huobi Japan, Zaif

ライトコインよりもさらに高速

モナコインは、ライトコインをベースにして開発されていますが、ライトコインと比較してもさらに高速にトランザクションを処理できます。

ブロックの生成は90秒に1回。
ライトコインが2.5分に1回のところを、さらに短縮しています。

取引データの容量を削減する技術であるSegwitもビットコインやライトコインよりも早く導入し、より、トランザクションの処理速度を上げています。

国内での強いコミュニティ

モナコインの特徴は、なんといっても日本国内のサブカル系ネットワーク文化との親和性でしょう。
「2ちゃんねる」からということだけあって、国内には強い支援者たちがおり、他には見られない様々な試みが行われています。

Ask Mona

感謝のチップとしてモナコインを送ることができる掲示板サイトです。
「いいね」の代わりに少額のモナコインを送りあう…
いわゆる投げ銭システムですね。

また、twitter上でモナコインを送りあうための仕組みとしてtipmonaも稼働しています。

monappy

monappyは、モナコインが使えるオンラインストア兼オンラインウオレットです。
この中で、別荘地が売り出されたこともあります。
この別荘地は、その後「モナ神社」という名前の神社となり、モナコイン愛好者の巡礼の聖地となっているとか…

残念ながら、2018年9月にmonappyからモナコイン約1,440万円が不正に出金される事件が起きました。

monappyは、これを受けた対策のため、現在サービスを停止しています。

最近ニュースが入ってこないのだが…

モナコインのこれからについては、正直不鮮明な状態です。

ポジティブなもの、ネガティブなものを含めて、ニュースが入ってこない。
大きな提携も新技術導入の予定も出てこないので、動きがつかめません。

コミュニティへの浸透の深さで存在感を出す通貨で、技術や提携のニュースで引っ張るものではない、ということなのかもしれません。
インパクトのあることがらは、コミュニティの奥の奥で起こっており、表面には出てこないのか…

正直、これからの展開が全く読めない通貨です。

まとめ

ビットコインの兄弟たちの印象は?

ライトコインとビットコインキャッシュは時価総額5位と6位。
ビットコインには及びませんが、仮想通貨業界の中では、比較的大きい市場規模と、開発・運営を支えるコミュニティを持っています。

ビットコインを買った後に、「さて次は…」
と考える時の候補としては好適ではないでしょうか?

モナコインについては、正直よくわかりません。
この独特のノリが好きな方は、取引を考えてもよいかもしれません。

仮想通貨取引所選びの他の観点

ライトコインとビットコインキャッシュは、国内の多くの仮想通貨取引所で扱っています。それだけに、どこの取引所を使うかは、別の観点で検討する必要があります。

検討の観点には様々なものがあり、このサイトでも情報を提供しています。

仮想通貨取引所が提供している「販売所」「取引所」といった取引サービスの方式の違いに関しては以下の記事にまとめています。

仮想通貨取引サービス「販売所」と「取引所」の違い 各社の提供サービス比較

仮想通化取引所が提供しているレバレッジ取引やFX取引のような信用取引については、以下でまとめています。

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