ビットコインってピークまで何合目? 2-Year MA Multiplierで価格の動きを俯瞰する

順調に値を上げて700万円を超えたビットコイン、でも2021年4月14日からの1週間で200万円近い下げ幅を記録しました。

ひとつ前の記事では、この下げが一時的な調整に終わるのか、もっと大きな下げトレンドにつながるのかについて考察しましたね。
結論は「下げ率でみれば過去にも何度かあった一時的な調整のレベル」でした。

では、この先ビットコイン値動きはどうなっていくんでしょうか?
今の価格はもうピークに近い?
まだまだ上昇の余地があるのか、もう来るところまで来てしまっているのか?

ビットコインのピークがどの程度かについて多くの方がいろんな予想をしています。
根拠らしいものがあるものも、あやしいものも様々。

でも、誰かの予想にたよる前に、過去のトレンドをじっくり観察すれば見えてくるものがありますよね。
幸い多くの方が、過去の長期トレンドを読み解くためのインジケーターを提供してくれています。

今日はその中でも私が好きな2-Year MA Multiplierについて紹介しましょう。
シンプルでとても分かりやすいのでおすすめなんですが、日本国内ではあまり注目されていないインジケーターなんですよ。
私はとても使えると思ってるんですけどね。

ビットコインの2-Year MA Multiplierって何?

黒い線はビットコインの価格のチャート、ログチャートになってますが見慣れている方も多いですよね。
そしてビットコインの価格を挟むように、緑の線と赤の線が引いてあります。

緑の線はビットコインの価格の移動平均線です。
しかも2年間の長期にわたる平均。

赤い線は、2年間移動平均線の数値を5倍したものです。
緑の線と同じ形をしているのも当然ですね。

2-Year MA Multiplierのインジケーターの計算はこれだけ。
とってもシンプルですね。

2-Year MA Multiplierを作ったのは、仮想通貨アナリストのPhilip Swiftさん。
彼は多くのインジケーターチャートを考案しており、それらをlook into bitcoinというサイトで公開しています。
その中で最も簡単なのが2-Year MA Multiplier。

このサイト、チャート好きの方(私もそうですが…)にはおすすめですよ。

2-Year MA Multiplierでビットコインの何がわかる?

2-Year MA Multiplierでまず見てほしいのは、赤い線から上にある部分です。
2013年末・2017年末と、過去の値動きのピークの部分が見事にピックアップされてますよね。

2-Year MA Multiplierの赤い線を越えれば一気に狂乱相場、そっから先は1,2カ月の単期間がピークなので、そこでどう売り抜けるかが勝負。
このチャートは明確な売り時を示してくれているかのようです。

緑の線を下回っているときは、そこがおいしい買い時であることを示しています。
直近で言えば2020年春のコロナショックの時は、最後のバーゲンセールだったことが分かりますね。
この時私も、このチャートの教えに従って買いを入れました。

今のビットコインを2-Year MA Multiplierで見てみると?

さて、今のビットコインの価格はどうなんでしょうか?
4月14日の700万円越えは、今回の上げ相場のピークだったのか?

2-Year MA Multiplierのチャートの右端が現時点(2021年4月26日)です。
まだ赤い線の上に出ていません。
2-Year MA Multiplierから言えば、今回の上げ相場にはさらに上があるようです。
今回の下げに必要以上に反応せず、もうちょっと待ってみてもいいんじゃないかって思えますよね?

もちろんインジケーターを信じすぎるのは危険です。
2-Year MA Multiplierだって、なぜ2年間なのか、なぜ5倍なのか、という質問には答えられません。
堅固な理論的根拠なんかは存在しないのですから、妄信は禁物。

でも過去のトレンドを理解するための参考にはなりますので、取捨選択してうまく使いましょう。

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Plan Bのストック・フローについての記事です。
けっこう話題になりましたね。

Trace Mayerさんのメイヤー倍数について。
これもシンプルで、私が好きなインジケーターですね。