もうそろそろ来るのかFOMO でもFOMOって何? バンドワゴン効果と似てないか?

最近、「FOMO」という言葉を見ることが多くなってきました。
仮想通貨の市場が好転し、価格の急激な上昇がみられるようになってからのことです。

FOMOは、Fear Of Missing Outの略
「周りから取り残される恐怖」を指します。
ですが、市場の雰囲気がやっと明るくなってきた今日この頃。
これまでのトンネルで結構な恐怖を感じてきたのに、この上どんな恐怖があるっていうのでしょう?

今日は、FOMOについて掘り下げます。

FOMOって何? どうして話題になるの?

FOMOはもともとSNSの世界の言葉

FOMOは、もともとは、SNSの世界の言葉。
SNSから抜け出せない人の症状のひとつを表したものです。

いつもSNSを見てしまう…
自分の知らないところで、何か面白いことが起こっているんじゃないか?
自分だけがそこから取り残されているんじゃないか?
その不安から逃れられない。
そして、SNSへの依存度がどんどん増していく…

そういう症状を表す言葉です。

みなさんも、なんとなく自覚症状がありませんか?
私も少しだけ…

最近は、FOMOに対してJOMOという言葉もあるようです。
Joy Of Missing Out

スマホやSNSが提供する途切れのない情報を遮断することで、自分自身の時間を楽しむ。本来の自分を取り戻す。
そういうことでしょうか…
FOMOから脱却するための手立てとして語られることが多い言葉です。

仮想通貨におけるFOMO

仮想通貨界隈でのFOMOの意味は、ちょっと違います。

こちらはSNSの話ではなく、投資熱の盛り上がりに乗り遅れることに対する恐怖を指します。

最近世間は、仮想通貨の話題で盛り上がってるみたい…
一時はひどい下がりようだった価格も、急激に戻っているようだし…
ネットをあさると、ポジティブなネタばかりが目立つ…
自分のしらないところで、みんな仮想通貨でおいしい思いをしてるんじゃないだろうか?
俺だけが流れから取り残されて、おいしい思いができずにいるんじゃないか?
一刻も早くこの流れに乗らないと、俺だけがバカを見るに違いない!!

ってな感じで、いままで静観・傍観していた投資家が取り残されることを恐れて買いに走る。
これが仮想通貨におけるFOMO。
こうなると、資金が一気に流れ込むことになるので、価格の急激な上昇が起こるでしょう。

FOMOの発生を煽っているのはThomas Leeさん?

FOMOの発生を最も熱く待っているのは、永遠のビットコインサポーターThomas Leeさん

「いつ、FOMOが発生すると思う?」ってアンケートとってみたりして…

そして、ビットコインで本格的なFOMOが発生するのは価格が1万ドルを超えたとき、と予想しています。

前々からビットコインの将来に強気のリーさん。
ここでFOMOが発生してくれたら、ビットコインの価格は一気に上がり、彼の強気予想もすぐさま的中ですから、煽りたくなるのも無理ないかもしれません。

彼に言わせれば、「冷静かつ客観的な分析の結果だ」となるのでしょうが…

FOMOの発生は仮想通貨にとっていいことなのか?

仮想通貨におけるFOMO。
実はとりたてて、新規の概念というわけでもありません。

そういえば「バンドワゴン効果」に似てないか?

昔から知られているFOMOの類似品に、「バンドワゴン効果」があります。

「バンドワゴン」は、楽隊を載せたワゴン車のこと。
「バンドワゴン効果」は、多くの人が乗っかっている時流に、多くの人が乗っかっているからという理由で乗ってしまうという効果を言います。

多くの人を引き連れながら、楽しそうな音楽を奏でてゆっくりと走るバンドワゴン…
それにつられてさらに人が集まり、膨らんでいく様子をイメージしたネーミングでしょうか?

ネットでも話題になってる…とか
TVのニュースでやってた…とか
隣の奥さんも買ってるらしい…とか

そんな感じで世間に流されて、買いに走る。
それがバンドワゴン効果です。

バンドワゴン効果に乗っかるのは危険 それはFOMOも同じ

バンドワゴン効果は、それ自体は人間には不可避の特性とでもいうものです。
よい/悪いとか、正しい/正しくない、とかいう類のものではありません。

ですが、バンドワゴン効果に乗っかって投資行動をとるのは危険です。

例えば、短期トレードの教科書とでもいうべき本である「デイトレード」に、バンドワゴン効果の危険性を語る秀逸なたとえ話が書かれています。

オリバー・ベレス/グレッグ・カプラ著 デイトレード 日経BP社

楽しそうに行進するバンドワゴンに浮かれて、傍観者だった人々がワゴンの後ろについていく。
人々の列は徐々に増えるが、その最高調で裏切られ、犠牲になっていく…

そういう話です。
※ これはいい本です。必読!!

FOMOも同じ。
冷静な状況判断をせずに、雰囲気に浮かれ、周りに流されて動くと痛い目を見る。
高値でつかみ、その後の暴落で資産の大半を溶かしてしまう…

そういえば、ついこの間の2018年の頭に、みんな経験したばかりですよね。
FOMOだのなんだのって言い始めるのは、ちと早すぎるような…

ここは、2歩も3歩も引いた目で見たほうが無難な気がします。