【仮想通貨界隈の住人達】 トム・リーさん 永遠のビットコインサポーター

2009年にビットコインの最初のブロックがマイニングされてから10年…
仮想通貨は、いまだ立ち上がりの時期にあります。

こういうときって、まだまだ個々人の意思や発言が大きく影響力を持つことが可能な時期。
個人に注目してみるのも、仮想通貨を楽しむためのひとつの方法でしょう。
それに、仮想通貨界隈にはなかなかにキャラが立っている人が多く、面白い。

そういう、界隈のおもしろい住人たちを取り上げるシリーズ…

今日は、
決して懲りない永遠のビットコインサポーター トム・リーさん
です。

トム・リーさんてどんな人?

Tomas J. Leeさん

アメリカの投資会社Fundstatの共同設立者にして、マネージングパートナー

もとは、JP MorganのChief Equity Strategist(株投資戦略の責任者)で、強気の投資判断をし続けるPermabull (= Permanent Bull)なことで有名な方。
JP Morganをやめた後の動向が取りざたされるほどのメジャー。

間違いなくウオールストリートのエグゼクティブです。

仮想通貨に関する発言は、2017年にビットコインが大きく伸び始めてから。
2017年末から2018年初めのバブル状態から、価格が大きく後退した後も、一貫してビットコインの未来に対する強気の発言を続けます。

特に、2018年には

年末2万5千ドル!!

とか言い続けて引かないもんだから、周りが面白がって、発言を何度も引き出しにかかりました。
結局ビットコインの価格は泣かず飛ばずで2018年は終わり。
リーさんにはさんざんな年でした。

ちょっとかわいそう…

本来であれば、市場が未成熟で動きのあやふやな仮想通貨なんかを相手にしなくても、株関連で十分にやっていけるはずなのに、なんでいらん発言を繰り返すんだろう…
何が彼にそうさせるんでしょうね?

トム・リーさんのビットコイン発言歴

では、トム・リーさんのビットコイン発言歴を見てみましょう。

2017年7月:2022年には2万ドルから5.5万ドルになる

ビットコインに関する彼の発言は、古いところだと2017年7月のCNBCの記事にあります。

この記事の中でトム・リーさんは、「ビットコインに公式に注目した、最初のウオールストリートのメジャーな投資戦略家」として紹介されています。

Fundstrat’s Tom Lee on Friday became the first major Wall Street strategist to formally lay out his views on bitcoin.

そして、

2022年には、ビットコインは2万ドルから5.5万ドルになり得る

と予想しています。
その当時のビットコインの価格が2,500ドル程度だったにもかかわらず。

当時としてはなかなかに先見の明があったといえるでしょう。
ただ、2万ドルになるのが、彼の考えよりずっと早かった…

2017年11月:2018年6月までに11,500ドルと予想

2017年の11月には、2018年6月までに11,500ドルという数字を公表します。
このころのビットコインの価格が8,000ドルを超えたところですので、半年で40%を超える上昇を見込んだわけです。

半年後という、よりリアルなタイムフレームで強気の予想を出したのは、当時のビットコインの順調な伸びに、確信を深めたからでしょう。

でもビットコインは、トム・リーさんの予想をはるかに超えて、上がっていきます。

2018年1月:2018年末に2万5千ドルと予想

そしてビットコインは2017年末から2018年の頭にかけて2万ドルのピークを迎え、その後急激に落ちていきます。

そして1万ドル程度まで落ちてきた時にトム・リーさんから出たのが

2018年末までに2万5千ドルになる。
そろそろ底、今が買い時!!

の発言です。

でも、まったく底は見えず…
ここから彼のBull魂は試され続けるのです。

3月には、Fandstrat社のレポートの中で、

2018年半ばには2万ドル

2018年末には2万5千ドル

と予想しています。

8月にはCNBCのインタビューに答えて

2018年末の2万5千ドルは可能。

ビットコインは、年末に爆発的に高騰する。

と述べています。

2018年11月:予想数値を2018年末1万5千ドルに切り下げ

2018年11月になると、さすがに年末2万5千ドルが厳しいと思えてきたのか、予想価格を1万5千ドルに切り下げます。

でも、この頃のビットコインの価格は5,500ドル程度。
さらに下降する気配はあっても、上昇の気配はほとんど感じられない。

何が彼の強気を支えているのかよくわからない状態。
鋼の心臓を持つ方です。

2018年12月:価格の予想を求められることに疲れたよ

2018年の12月には、ビットコインの価格は4,000ドルを下回り、低迷を続けます。
この時期にトム・リーさんは、Bloombergのインタビューに対して以下のように言っています。

ビットコインのまともな価格は13,800ドルから14,800ドルの間。
今の市場の評価よりもずっと高いはずだ!!

と、自分じゃなくて市場が間違っているという論調…
そして

みんなから価格予想を求められることに疲れたよ…

とぼやいています。

2018年の後半は、界隈全体がリーさんの強気予想を面白がる状況になってましたから、気持ちはよくわかります。
彼にとっては散々な年でした。

でも大丈夫!! リーさんはいたって元気です

そんなトム・リーさん
2019年になってもいたって元気です。

3月にはCNBCのインタビューを受けて

8月には市場は回復する

と相変わらずの強気予想をしています。

う~ん、懲りませんね。
でも、彼を見ていると少しホッとします。

仮想通貨に長期的に投資している人は、仮想通貨の将来について多少なりとも期待をしています。
かく言う私もそのひとり…

ですが、今は冬の時代ですから、周りを取り巻くのはnegativeな話ばかり。
少しでも明るい話が聞きたい。
多少お笑いが入っててもいいから…

そんなとき、トム・リーさんが「それでも上がるんだ!!」と言い続ける姿をみると、なんとなく安心します。
風貌も丸くて、いい人そう。

友達になれんもんかな…