Binance Coin(BNB)の特徴と将来性 Binance自家通貨は業界の基軸に育つか?【アルトコイン次に何買う?(3)】

ビットコイン、イーサリアム、リップル…

メジャーどころのコインをおさえた後、さて次は…
と考えているあなたに送る、【次に何買う?】シリーズ

3回目は、Binance Coin(=BNB)です。

時価総額14位(2018年9月現在)。
名前の通り、仮想通貨取引所のBinanceが発行しているトークンです。

多くの取引所が独自のトークンを発行していますが、なぜかBNBだけ目立っており、時価総額は、Etherium ClassicやNEMといったメジャーどころを抜いています。

Binanceは、BNBを使ってどんな戦略を考えているのでしょう?
さて、買うべきか、ほっておくか?

Binance Coinってどういう通貨?

BNBの基本情報

通貨名称 Binance Coin
単位 BNB
時価総額
(2018年10月時点)
約1400億円 (14位)
発行上限 2億BNB
ただし、Binanceが計画的に買い戻して焼却し、
1億BNBにまで減らす予定
発行枚数
(2018年10月時点)
約1億9千BNB
焼却により、当初の発行枚数の3.8%減。
公式サイト www.binance.com

発行元のBinanceについて

Binance Coinの発行元のBinanceは、世界最大級の仮想通貨取引所です。
2017年7月に取引所を開設し、あっという間に世界最大級の規模となりました。

Binance

取引対象の通貨は、100種以上。
ビットコイン、イーサリアム、および、Binance Coinを基軸通貨としてとした取引が可能です。

もともとは香港に本社がありましたが、マルタ島に移すことを計画しています。

CEOは、Changpeng Zhao氏。
大手の取引所であるOKCoinのCTOでもあった人です。

発信力が大変強い人で、常にTwitter等で話題を提供しています。

『仮想通貨のブル相場は、歴史上10月か12月に訪れやすい』バイナンスCEOがアノマリーを示唆

こんなの、過去のチャートを見れば、誰でもわかりますが…

最大手取引所バイナンスCEO:仮想通貨市場の「価格操作」に斬り込む

これなんかは、既存の枠組みにまっこう対抗する発言です。

なかなかにキャラが立っている方ではありますが、彼の着想力と実現に向けた強引さが、仮想通貨の発展にとっては必要なのは、間違いないようです。

BNBってどういう通貨?

Binanceは、取引所設立時の2017年7月にBinance Coin(=BNB)をICOしました。
Binanceの取引所内での取引に使用するトークンです。

同様のものは、多くの仮想通貨取引所が発行しています。

国内の取引所ではZaifが、Zaifトークン(=ZAIF)を発行しており、Zaifの取引所内で売買が可能です。
Zaifについてはこちら。

Zaifコイン積立 果報は寝て待ての簡単投資【おすすめ仮想通貨投資】

BNBは、イーサリアム上のERC20トークンとして、発行されました。
発行上限は2億枚。
すでに、すべて発行済です。

Binanceでの取引の手数料支払いにBNBを使うと、割引となります。
また、Binance内では、BNBを基軸通貨として多くのコインを売買することができます。
この2点が基本的な用途です。

BNBの焼却?

Binanceは、BNBを上限2億枚まですでに発行しており、今後は、流通するBNBを1億枚まで徐々に減らしていく予定です。

そのため、四半期に1度、BinanceがBNBの一部を買い戻し、焼却します。
といってもお札ではありませんので、実際に焼くわけもなく、単に使えない状態にするだけでしょうけど。

焼却量は、4半期毎のBinanceの利益の20%程度。
BNBの価値を徐々に上げていくための方策のようです。

参考 Binance 4th Quarter Token BurnBinance

焼却は、これまでに4回行われています。
焼却された量は、以下の通り

1回目 2017年10月15日 986,000 BNB
2回目 2018年1月15日 1,821,586 BNB
3回目 2018年4月15日 2,220,314 BNB
4回目 2018年7月15日 
2,528,767 BNB

トータルで7,556,667BNB、全体の3.8%。
ゆっくりしたペースです。

過去のチャートをみても、BNBの価格が焼却に強く反応しているようには見えません。
ですが、焼却というイベントがある、ということが価格に対する一定の下支えになっている可能性はあります。

BNBを買うには?

BNBは、Binanceの取引所内で購入できます。
Binanceに口座を持っていない方は口座開設から始まって、以下のステップで購入できます。

Step1
Binanceに口座開設

Binanceへの口座開設はメールアドレスの登録だけでOK。
非常に簡単です。
本人確認書類の提出が不要で、1日2BTCまで引き出し可能なLv.1ユーザーになれます。

Step2
BTCやETHをBinanceの口座に送金

Binanceは、USDやJPYといった法定通貨との直接的な取引はありません。

取引をするには、自分が保有しているビットコインやイーサリアムを、Binanceの自分の口座に送金する必要があります。

Step3
BTCやETHでBNBを購入

Binance Coinのメリット・デメリット

Binance Coinのメリットとデメリットを上げます。

BNBのメリット

メリット1
Binanceでの取引手数料の割引

BNBの直接的かつ最大のメリットは、Binanceでの取引手数料が割引されることです。

Binanceでの取引の手数料は、通常は、取引額の0.1%です。
この時点でそこそこ安いのですが、手数料の支払いにBNBを使用すると、さらに安くなります。

実はこの割引率は年々下がっていきます。

2018年7月19日までは、割引率は50%でした。
7月20日以降は25%。

以降、1年毎に下がっていき、
12.5%、6.75%、割引なし…
となります。

参考 Binance Launches New Tiered Trading Fee Discount Program and Adjusts BNB Discount RateBinance

いずれ割引がなくなるということは、手数料の割引そのものはBNBの本質的な役割ではないとBinanceは考えているのでしょう。
もちろん、今後方針が変わるかもしれませんが…

メリット2
BNB保有者にエアドロップ

BNBを多く保有しているユーザーに対して、エアドロップを行うことがあるようです。

例えば、これ↓
BNBの上位10万人の保有者にENJIN COIN(=ENJ)をエアドロップしました。

2018年10月現在で、1ENJ = 0.00000809BTC。
値段がついてるだけで素晴らしい…

また、BCPTをBNBの上位50万人の保有者に配ったこともありました。

2018年10月現在で、1ENJ = 0.00001435BTC。
こちらも値段がついてる…

参考 BinanceがBCPTのエアドロップ実施を発表Block Mason
メリット3
Binanceに上場するコインの投票

BNBの保持者は、Binanceに上場するコインの投票を行うことができます。
参加料は0.1BNBですが、投票には、BNB保有量に応じて重みがかけられます。

投票はほぼ毎月行われており、そのたびに上場銘柄が新規に加わります。

参考 Binance Community Coin of the Month - Round 9Binance

BNBのデメリット

BNBの最大のデメリットは、その命運がBinance= Changpeng Zhao CEOとともにあることでしょう。

上に記載したBNBの様々なメリットは、Binanceの方針の変更によって、いつでも変わります。
また、Binanceという取引所が破錠したら、ともに消えゆく運命です。

BNBの存在がBinanceのメリットにならないと判断すれば、BinanceはBNBを切ることをいとわないでしょう。
BNBを保持する場合は、常にBinanceの動きに注意を払う必要があります。

Binance Coinの将来性

前述のように、Binanceそのものの動きがリスクであるBNBですが、現時点では、Binaceは、BNBを自社の戦略の中核に据えているようです。

それを示す具体的な動きを上げておきましょう。

DEX立ち上げに向けた動き

中央集権型の取引所であるBinanceが、分散型の取引所(=DEX)の設立を狙っています。
現在は中央集権型取引所のビジネスがうまくいっているものの、今後のDEXへの流れは止めようがないので、早くから参入しておこうという意図でしょう。

DEXの詳細ついては、以下で説明しています。

分散型取引所DEXのメリット・デメリットを紹介 大手取引所も乗り出す新たな仮想通貨トレードの形【仮想通貨投資】

Binanceは、DEX設立の準備のために、イーサリアムから独立したブロックチェーンを立ち上げる方針です。
BNBも、現在のERC20ベースから、Binaceブロックチェーン上の通貨として生まれ変わり、BinanceのDEXの基軸通貨とするようです。

Binanceが分散型取引所(DEX)を発表|BNBトークン基軸通貨の期待で大きく価格上昇

そうなれば、BNBの存在は、手数料割引のためのお得トークンという位置づけから、価値交換のハブ通貨という別次元のものに変わるでしょう。

仮想通貨取引所のフランチャイズ化?

取引所を開設したいチームに、Binanceが仕組みやインフラ、運営ノウハウを支援する仕組みを試しています。
いわば、取引所のフランチャイズ化です。

この試みの中で、フランチャイズの取引利益の一部を、BNBの保持者に対して配当することも検討されているようです。

Binanceコイン(BNB)に配当?需要拡大が見込まれる新プロジェクト『仮想通貨取引所開設同盟計画』

BinanceとBNBはとにかく面白い!!

長々と語ってきましたが、一言でいえば、BinanceとBNBはとても面白い。

常に野心的な動きに満ちており、仮想通貨業界のなかで最もワクワクさせてくれる存在であることは間違いありません。

長期的にどうなるかは誰にも読めませんが、短期的には楽しめること間違いなし。
少しでもBNBを保有しておけば、その楽しみも倍増です。

Binanceへの口座開設はメールアドレスの登録だけでOK。
非常に簡単です。
本人確認書類の提出が不要で、1日2BTCまで引き出し可能なLv.1ユーザーになれます。